親御さんにとって、子どもが大学に入学したらどれくらいの費用がかかるのか、教育資金としていくら貯蓄しておくべきなのか気になりますよね。
ただし、各家庭での経済状況や国公立大学に行くか私立大学に行くか、親元から通うのか一人暮らしや寮生活をするのかによっても費用は大きく違うので、周りのママさんの話やSNSなどで口コミを調べても相場を出すのは難しいところです。
そこで本記事では、文部科学省管轄の「独立行政法人日本学生支援機構」が全国の大学生を対象に行っている「学生生活調査」を基に、客観的な費用相場を紹介していきます。
結論として、国立・公立・私立大学別に1年間に必要な費用は大まかに以下の金額でした。
全体平均 | 国立大学 | 公立大学 | 私立大学 | |
---|---|---|---|---|
学費の平均相場 | 1,148,700円 | 592,000円 | 605,000円 | 1,310,700円 |
生活費の平均相場 | 664,300円 | 839,800円 | 767,900円 | 617,900円 |
1年間の費用相場 | 1,813,000円 | 1,431,800円 | 1,372,900円 | 1,928,600円 |
記事内ではさらにくわしい大学生活での費用内訳や、収入と仕送りの平均相場、少しでも安く費用を抑えるためのポイントも解説します。
これからお子さんの大学進学を見据えている保護者さんは、ぜひ参考にしてみてください。
大学の学費は国立・公立・私立でどれくらい違うのか検証!
まずは大学へ入学してから毎年かかる学費の相場を調べていきましょう。
大学の学費は国立・公立大学が1年間に60万円ほどで、私立大学の場合は1年間130万と大きく差があります。
全体平均 | 国立大学 | 公立大学 | 私立大学 | |
---|---|---|---|---|
学費の平均相場 | 1,148,700円 | 592,000円 | 605,000円 | 1,310,700円 |
大学へ通うための学費の内訳は、主に以下の項目が含まれます。
では、さらにくわしく大学の種類別に学費の内訳をみていきましょう。
国立大学の学費は平均592,000円
国立大学に通う場合の学費相場と、内訳は以下のとおりです。
費用項目 | 国立大学 | 公立大学との差額 | 私立大学との差額 |
---|---|---|---|
授業料 | 481,200円 | -5,600円 | -560,300円 |
その他の学校納付金 | 9,700円 | -9,500円 | -144,500円 |
修学費 | 48,600円 | -1,400円 | +2,400円 |
課外活動費 | 25,000円 | +12,800円 | +5,200円 |
通学費 | 27,500円 | -9,300円 | -21,500円 |
1年間の学費相場 | 592,000円 | -13,000円 | -718,700円 |
国立大学は公立・私立大学と比べて、学費の合計額がもっとも安いです。
また、国立大学と私立大学を比較すると、授業料は約1/2、入学金などの学校納付金の額も大幅に安くなるため、差額は72万円近く異なります。
通学にかけるバス代や定期代などの交通費は、国立大学に進む学生さんの多くが地元を離れて生活しており、学校の近くに部屋を借りたり寮生活をしていたりする背景があるのでもっとも少なくなっています。
ただし、学費は医学部や工学部など学部によってかかる費用の幅があるので、あくまで標準的な大学生の金額としてお考えください。
公立大学の学費は平均605,000円
公立大学に通う場合の学費相場と、内訳は以下のとおりです。
費用項目 | 公立大学 | 国立大学との差額 | 私立大学との差額 |
---|---|---|---|
授業料 | 486,800円 | +5,600円 | -554,700円 |
その他の学校納付金 | 19,200円 | -9,500円 | -135,000円 |
修学費 | 50,000円 | -1,400円 | +3,800円 |
課外活動費 | 12,200円 | +12,800円 | -7,600円 |
通学費 | 36,800円 | -9,300円 | -12,200円 |
1年間の学費相場 | 605,000円 | -13,000円 | -705,700円 |
公立大学は国立大学と比べると1年間の学費総額は13,000円高いです。
公立大学も私立大学と比べると学費の総額は約70万円安く抑えられるようです。
ただし、学費は医学部や工学部など学部によってかかる費用の幅があるので、あくまで標準的な大学生の金額としてお考えください。
私立大学の学費は平均1,310,700円
私立大学に通う場合の学費相場と、内訳は以下のとおりです。
費用項目 | 私立大学 | 国立大学との差額 | 公立大学との差額 |
---|---|---|---|
授業料 | 1,041,500円 | +560,300円 | +554,700円 |
その他の学校納付金 | 154,200円 | +144,500円 | +135,000円 |
修学費 | 46,200円 | -2,400円 | -3,800円 |
課外活動費 | 19,800円 | -5,200円 | +7,600円 |
通学費 | 49,000円 | +21,500円 | +12,200円 |
1年間の学費相場 | 1,310,700円 | +718,700円 | +705,700円 |
私立大学は国立・公立大学と比べて学費が2倍近く高いので、平均して130万前後が相場です。
また、自宅から通う学生も多いせいか通学費が平均49,000円となっているのも特徴です。
ただし、文系や理系によってもかかる学費は異なるため、一般的な大学生の基準としてお考えください。
私立大学への入学を予定しているのであれば、教育資金の確保や奨学金を利用するなど教育費を節約する工夫も考えておきましょう。
県外の大学へ子どもを通わせる場合の生活費の平均相場は?
大学進学の場合は中学・高校と違い、親元や地元から離れた地域で生活する可能性もあります。
自宅から通える範囲に行きたい大学があれば一番ですが、お子さんが学びたい学部や分野によっては遠方の学校になるため、一人暮らしや寮生活も考えなくてはいけません。
全体的に見た大学生の生活費の目安は、国立・公立・私立で比較すると以下のとおりでした。
全体平均 | 国立大学 | 公立大学 | 私立大学 | |
---|---|---|---|---|
生活費の平均相場 | 664,300円 | 839,800円 | 767,900円 | 617,900円 |
生活費は学費とは異なり、基本的に国立・公立・私立で大きな違いはありません。
ただし、実家暮らしではない学生が多い国立大学はアパートやマンションの家賃や食費などもかかるため生活費が比較的高く、自宅から通う人が多い私立は一般的に生活費の相場が安くなっています。
たとえば、大学生で一人暮らしをした場合の生活費の相場は年間で約110万円です。
費用項目 | 一人暮らしの大学生の生活費 | 1か月の生活費相場 |
---|---|---|
食費 | 273,400円 | 22,783円 |
住居・光熱費 | 497,700円 | 41,475円 |
保健衛生費 | 42,300円 | 3,525円 |
娯楽・し好費 | 136,200円 | 11,350円 |
その他日常費 | 158,800円 | 13,233円 |
1年間の生活費相場 | 1,108,400円 | 92,366円 |
大学生の生活費で実家暮らし・寮生・一人暮らしをあわせた総合的な平均相場が66万円なので、年額50万円は違うということになります。
大学生で一人暮らしする場合は、学費とは別で1か月あたり92,000円前後必要になると考えておきましょう。
自宅から通わせるか一人暮らしさせるかで費用の違いは?
自宅から通える距離の学校に進学が決まっても、大学生になったら一人暮らしをしたいと考える方もいらっしゃるでしょう。
自宅から大学へ通う場合と一人暮らしをする場合では、どれくらいのお金がかかるのかも比較しました。
費用項目 | 一人暮らしの 大学生の生活費 | 実家暮らしの 大学生の生活費 | 1か月の生活費の違い |
---|---|---|---|
食費 | 273,400円 | 85,500円 | +187,900円 (月額+15,658円) |
住居・光熱費 | 497,700円 | 0円 | +497,700円 (月額+41,475円) |
保健衛生費 | 42,300円 | 40,900円 | +1,400円 (月額+116円) |
娯楽・し好費 | 136,200円 | 128,500円 | +7,700円 (月額+641円) |
その他日常費 | 158,800円 | 131,600円 | +27,200円 (月額+2,266円) |
1年間の生活費相場 | 1,108,400円 | 386,500円 | +721,900円 (月額+60,158円) |
たとえば、大学生で一人暮らしをした場合の生活費の相場は年間で約110万円です。
親元で暮らしている大学生の1年間の生活費は年間で約38万円なので、およそ3倍のお金がかかるとわかります。
ただし、大学生になったら社会勉強のため独り立ちさせたいというご家庭もありますし、さまざまな理由で一人暮らしを選ぶ方もいらっしゃるでしょう。
一人暮らしをする方に向けて生活費を節約するポイントものちほど紹介するので、あわせて参考にしてください。
大学の寮か一人暮らしさせるかで費用の違いは?
親元を離れて大学へ通う場合、アパートやマンションを自分で借りる以外に寮や下宿に住むという選択肢もあります。
寮や下宿は大学や大学から委託された会社などが運営しており、家賃や食費、光熱費なども込みの金額になっている場合もあります。
たとえば、大学生で一人暮らしをする場合と大学の寮や下宿へ入っている方の費用を比較してみました。
費用項目 | 一人暮らしの 大学生の生活費 | 寮生活の 大学生の生活費 | 1か月の生活費の違い |
---|---|---|---|
食費 | 273,400円 | 234,400円 | +39,000円 (月額+3,250円) |
住居・光熱費 | 497,700円 | 300,900円 | +196,800円 (月額+16,400円) |
保健衛生費 | 42,300円 | 37,600円 | +4,700円 (月額+391円) |
娯楽・し好費 | 136,200円 | 116,100円 | +20,100円 (月額+1,675円) |
その他日常費 | 158,800円 | 145,700円 | +13,100円 (月額+1,091円) |
1年間の生活費相場 | 1,108,400円 | 834,700円 | +273,700円 (月額+22,808円) |
大学生の一人暮らしと寮生活にかかる費用を比較すると、寮の方が年間27万円(月額22,808円)も安く抑えられます。
とくに大きく差が出るのが食費で、一人暮らしに比べて寮生活は月額16,400円も安くなります。
ただし、寮生活のデメリットとしては門限や共同生活するうえでのルールがあったり、同じ寮に住む学生との人間関係もあります。
一人暮らしの方が気が休まったり自由に過ごせたりするメリットもあるので、お子さんとよく話し合って決めましょう。
大学生の収入事情と仕送りの平均相場を調査
大学生にかかる費用を紹介してきましたが、学費や生活費に充てる収入面についても、ほかのご家庭ではどうしているのか気になります。
独立行政法人日本学生支援機構 令和2年度学生生活調査結果によると、大学生の収入面について以下のデータが出ています。
収入項目 | 全体平均 | 国立大学 | 公立大学 | 私立大学 |
---|---|---|---|---|
家庭からの給付 (仕送り) | 1,144,700円 | 927,900円 | 772,000円 | 1,219,100円 |
奨学金 | 373,200円 | 276,700円 | 357,300円 | 395,800円 |
アルバイト | 366,500円 | 328,800円 | 359,300円 | 375,400円 |
定職収入・その他 | 43.200円 | 44,400円 | 35,100円 | 43,500円 |
1年間の収入相場 | 1,927,600円 | 1,577,800円 | 1,523,700円 | 2,033,800円 |
国立・公立大学に比べて、私立は学費が高いので家庭からの出費額も大きくなります。
ただし、私立大学は学校によって独自の奨学金を用意しているところもあるので、その分奨学金を利用してまかなっている方も多いです。
さらに、学生が自分でアルバイトをして費用を一部負担している人もめずらしくありませんが、高度な研究や学習が多いとされる国立大学では時間が取れず少ない傾向にあります。
親から大学生への仕送り相場は平均で月額95,391円
大学生の収入の平均をみると、約6割近くを家庭からの給付や仕送りでまかなっているようです。
※独立行政法人日本学生支援機構 令和2年度学生生活調査結果から作成
収入項目 | 全体平均 | 国立大学 | 公立大学 | 私立大学 |
---|---|---|---|---|
家庭からの給付 (仕送り) | 1,144,700円 | 927,900円 | 772,000円 | 1,219,100円 |
月額の家庭負担額 | 95,391円 | 77,325円 | 64,333円 | 101,591円 |
ただし、上記の数字は実家暮らしなのか一人暮らしまたは寮なのかによっても大きく差が出ます。
たとえば、自宅から通う国立大学生と寮生活、一人暮らしをする国立大学生でも以下のとおり家庭での負担額に違いがありますよ。
収入項目 | 自宅から通う | 寮生活をする | 一人暮らし |
---|---|---|---|
家庭からの給付 (仕送り) | 589,000円 | 659,800円 | 1,164,800円 |
月額の家庭負担額 | 49,083円 | 54,983円 | 97,066円 |
家庭での負担額には学費だけでなくお子さんの生活費なども含まれますが、自宅から通う場合は中学や高校に通っている時とさほど差はないかもしれません。
ただし、自宅外通学の場合は別途家賃や食費などもかかってくるため、家庭での負担額も大きくなることは理解しておきましょう。
大学生の費用を抑えるための節約方法
お子さんが大学に通い出すと、学費や生活費あわせて平均して年間180万円ほどの費用がかかります。
できるだけお金をかけずにお子さんを大学に通わせるには国立大学で自宅から通学するのがベストですが、居住地や進路希望によってそんな都合のいい進学先が見つかるほうがめずらしいですよね。
そこで、大学にかかる費用や支出を少しでも節約するための方法をいくつかご紹介します!
もし活用できそうな節約術があれば、ぜひお試しください。
奨学金制度を利用する
独立行政法人日本学生支援機構 令和2年度学生生活調査結果によると、大学にかかる費用のうち20%を奨学金でまかなっている人が多いようです。
奨学金は大学が行っているものや地方自治体が用意しているものなどさまざまです。
また、学費や入学金などの費用が無料や減額になる免除制度が活用できる場合もあります。
奨学金の種類 | 卒業後の返済義務 | 内容 | 主な運営元 |
---|---|---|---|
貸与型奨学金 | あり ※利子あり またはなし | 成績優秀者や進学の意思、経済状況などの条件を満たした場合に奨学金が借りられる 卒業後の返済が必要 | ・日本学生支援機構 ・自治体 ・民間団体 |
給付型奨学金 | なし | 成績優秀者や進学の意思、経済状況などの条件を満たした場合に返却不要の奨学金が給付される | ・日本学生支援機構 ・自治体 ・民間団体 ・進学先の大学 |
免除制度 | なし | 成績優秀者など進学先の大学の条件を満たした場合に学費が免除になる 経済状況や世帯状況に応じて自治体が行う支援制度や文部科学省の大学無償化制度など | ・進学先の大学 ・自治体 ・文部科学省 |
奨学金は基本的に現金等として支給されますが、免除制度は基本的に本来支払うべき費用そのものがなくなります。
奨学金の場合は学費だけでなく生活費にも充てられますが、免除制度は基本的に学費がかからなくなるという違いもあわせて覚えておきましょう。
礼金や初期費用なしの物件を探す
大学生で一人暮らしをするなら、進学後に住む部屋を見つけなくてはいけません。
大学生に限りませんが、部屋を借りる際には初期費用として以下の金額がかかることがあります。
敷金や礼金の相場は物件にもよりますが、家賃の1~2ヶ月分です。
当月の日割り分の家賃と翌月の家賃も前払いとして支払う場合もあり、部屋を借りる際には初期費用として家賃の4~6ヶ月分(敷金・礼金各1~2月分+当月家賃+翌月家賃)だと考えておくべきです。
しかし、物件や不動産屋によっては敷金・礼金なしのアパートやマンションが借りられることがあります。
一人暮らしをする物件を探す際には、初期費用ができるだけかからない部屋を選ぶと費用を抑えられますよ。
レオパレスなら礼金0円&当月+翌月家賃がキャンペーンで0円
※画像参照:レオパレス21
日本全国に約57万戸の物件を用意している「レオパレス21」では、現在キャンペーンなどで入居時にかかる以下の費用が無料になります。
レオパレス21は不動産会社と賃貸物件の契約を行った際に発生する仲介手数料や敷金が0円なうえに、「ダブル割」キャンペーンで今なら礼金や当月・翌月分の家賃まで0円になります。
入居時に支払う保険(新・入居者あんしん保険スーパープレミアL/2年更新=19,890円)やサポート費(入居者サポートシステムプラス/2年更新=18,975円)、鍵の交換費(16,500円)などはかかりますが、敷金・礼金に2ヶ月分の家賃と仲介手数料が無料なので初期費用は大幅に安く抑えられるでしょう。
家具・家電付きのアパートやマンションを探す
一人暮らしを始める際の初期費用としては、物件の賃貸に関わるお金はもちろん、家具や家電なども用意しなくてはいけません。
しかし、大学在学中の4年間だけ使うために家具や家電をしっかり揃えるのもなかなかの負担です。
学生や単身者向けのアパートやマンションの中には、家具や家電付きの物件も多くあります。
もし新品にこだわりがないのであれば、今後のことも考えて家具・家電付きの物件を選ぶと節約にもなり、無駄を減らせます。
レオパレスなら家具家電付きマンションも豊富
※画像参照:レオパレス21
レオパレス21では全国の大学周辺で家具・家電付きの物件も取り揃えています。
たとえば、エアコンや洗濯機は生活するうえでの必需品ですが、購入するとなると高額で、さらに物件に導入する際は業者の設置工事が必要です。
あらかじめエアコンや洗濯機完備の物件に住めば、自分で購入費用や設置費用を負担することもなく、退居時もそのままにして引越しができるのは大きなメリットです。
もちろん、前の入居者と同じ家具や家電を使いたくないという場合は、家具・家電なしの物件も選べますし、入居までに備え付けの家具・家電を撤去でしておいてもらえる物件もあります。
ちなみに、レオパレス21では大学名を指定して徒歩や自転車で通学しやすい物件を探すこともできます。
学校の近くの物件に入居できれば、学費に含まれる「通学費」を0円まで減らすことも可能です。
レオパレス21の公式サイトから、まずは進学先の大学周辺の物件がないか調べてみましょう。
自分たちで引っ越し作業を行う
一人暮らしをする物件や家具・家電の準備が整ったら、自宅から新居へ引っ越しを行わなくてはいけません。
引っ越しの荷物が多かったり自宅から家具や家電を運び込んだりする場合は、引っ越し業者への依頼を検討する方は多いでしょう。
引っ越し業者に依頼した場合の費用相場は、大学の合格発表から入学までの2~4月にもっとも高くなります。
引っ越し先への距離 | 繁忙期 (2月~4月) | 通常期 (5月~1月) |
---|---|---|
同一都府県内 | 平均48,673円 | 平均40,511円 |
~500km | 平均67,726円 | 平均58,267円 |
500km~ | 平均79,501円 | 平均70,504円 |
もし、自家用車やレンタカーを借りて運べる程度の荷物なら家族で引っ越しをした方が費用は安くなります。
また、引っ越し先で家具や家電を購入すれば無料配送してもらえたり、軽トラックを無料で貸し出したりしているお店もあります。
家具や家電付きの物件を選べば、スーツケースひとつで引っ越し可能な場合もあるので引っ越し費用を抑える工夫も考えてみましょう。
インターネット・スマホ代を節約する
最近では大学での学習やレポート作成・提出などにインターネット環境が必須となりつつあります。
インターネット環境にはスマホだけでなく、物件に回線を導入する光回線などがありますが、大学生におすすめなのはポケット型WiFiです。
スマホ1台でもインターネット検索やテザリング機能を利用してパソコンと接続してレポートの提出を行ったりできますが、複数台の機器を接続するのには向いていません。
また、スマホで契約しているデータ容量を使ってインターネットをつなげるので、大容量のデータファイルなどを送受信するとすぐに速度制限にかかってしまう可能性もあります。
しかし、ポケット型WiFiはスマホの無制限プランより大幅に安い月額料金で、何台もの機器を同時に接続できるので持ち運んで大学内でも使えるほか、おうちのインターネットとしても使えます。
ポケット型WiFiで安く無制限プランを契約できれば、スマホは小容量プランに変更してスマホ代も抑えられるのでおすすめですよ。
また、スマホはキャリアよりも安い料金で契約できる格安SIMに乗りかえると通信費のさらなる節約ができます。
大学生におすすめのポケット型WiFi2選と格安SIM3選をそれぞれ紹介します。
大学生におすすめのポケット型WiFi①楽天モバイル:月額1,078円~
楽天モバイルのポケット型WiFiはスマホと同じ「Rakuten最強プラン」を利用して、無制限にインターネットを使えます。
利用できる回線 | ・楽天回線 ・au回線 |
データ容量/ 月額料金 | ~3GB:1,078円 ~20GB:2,178円 無制限:3,278円 |
初期費用 | 事務手数料:0円 端末代金:1円 |
最大通信速度 | 下り:150Mbps 上り:50Mbps |
最大接続台数 | 16台 |
バッテリー容量 | 約2,520mAh |
連続通信時間 | 約10時間 |
楽天モバイルでは端末価格一括1円でポケット型WiFi「Rakuten WiFi Pocket 2C」が購入できます。
事務手数料も0円なので、ポケット型WiFiを使い始める際に必要な費用は端末価格の1円だけですよ。
「Rakuten WiFi Pocket 2C」は最大16台まで機器を接続できるので、外出時にはスマホとノートパソコンを、自宅ではゲーム機やスマートスピーカーに自動接続するなど便利に使えます。
「Rakuten WiFi Pocket 2C」は5G回線には対応していませんが、端末価格が1円でプラン料金も無制限=月額3,278円と安いのでまずはお試し感覚で利用してみることをおすすめします。
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大学生におすすめのポケット型WiFi②GMOとくとくBB WiMAX:月額1,089円~
速度が速いポケット型WiFiを無制限で使いたいなら、GMOとくとくBB WiMAXがおすすめです。
利用できる回線 | ・WiMAX回線 ・au 5G/4G LTE回線 |
データ容量 | 無制限 |
月額料金 | 0か月目:1,089円 1か月目~12か月目:3,784円 13か月目~35か月目:4,334円 36か月目~:5,104円 |
初期費用 | 事務手数料:3,300円 端末代金:27,720円 |
最大通信速度 | 下り:3.9Gbps 上り:183Mbps |
最大接続台数 | 16台 |
バッテリー容量 | 約4,000mAh |
連続通信時間 | 約10時間20分 |
GMOとくとくBB WiMAXは独自のWiMAX回線とauの5G回線が利用でき、端末も下り最大3.9Gbpsとハイスペックです。
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利用できる回線 | ・楽天モバイル (メイン) ・au回線(サブ) |
データ容量/ 月額料金 | ~3GB:1,078円 ~20GB:2,178円 無制限:3,278円 |
初期費用 | 0円 |
通話料 | 22円/30秒 ※アプリなら 国内通話無料 |
SIM対応状況 | ・eSIM ・SIMカード |
申込方法 | ・オンライン ・店舗 |
楽天モバイルの料金プランは毎月使った分だけデータ容量にあわせて請求されるので、無駄もありません。
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また、楽天モバイルの専用アプリ「Rakuten Link」を使うと国内通話かけ放題が完全無料なのもおすすめしたいポイントです!
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ただし、LIBMOはドコモの5G回線に対応していない点に注意しましょう。
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バリューデータフリーはLINEを使ったトーク機能やニュース記事の閲覧、VOOMの表示や投稿のデータ消費量がノーカウントになります。
引用:NURO Mobile
さらに、月間20GB/30GBの大容量プラン(NEOプラン)だけが利用できる「NEOデータフリー」なら、利用料もなしでLINEだけでなくX(旧Twitter)やデータ消費量が多くなりやすいInstagram、TikTokまでノーカウントになりますよ。
NEOプランならキャッシュバックがもらえるキャンペーンも実施中なので、ぜひNUROモバイルの公式サイトをのぞいてみましょう。
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自炊や学食などで食費を抑える
大学生の毎月の生活費において、節約できる項目といえば食費です。
1か月の食費を平均的な22,000円前後に抑えるなら、以下の点に注意して節約しましょう。
もし自炊が苦手だったり面倒だったりして外食やコンビニで毎食済ませてしまうと、たとえば1食を600円以内に抑えたとしても1日1,800円、1か月で54,000円もかかってしまいます。
自炊であれば米10キロの相場が3,500円ほどで、お茶碗にすると約132杯分(米150g/1合=茶碗2杯分)です。
1週間に肉や野菜の買い物を1人4,000円以内に抑えれば、1か月の食費は約21,500円(米3,500円+4,000円×4.5週)です。
また、自炊する際は一度にたくさんの量や米を炊いて冷凍保存しておくと食べる時に温めるだけなので、忙しい学生生活でついつい外食や弁当に走るということも避けられます。
大学によっては学生向けに安い金額で健康面も考慮したメニューの学食を用意していることもあるので、どうしても自炊ができないという場合は活用しましょう。
ミールキットを利用すれば買い物や献立もらくちん
自炊をするためには買い物に行ったり料理をしたり、毎日何を作るか献立を考えたり…実は相当な労力がかかります。
大学生はもちろん学業がメインなので授業や講習、レポートなどの課題に追われてなかなか自炊のための時間が取れないこともあります。
大学生が無理なく自炊をするために、栄養バランスを考えた献立とすでにカット済みの食材を提供してくれるミールキットの利用がおすすめです。
1食2品が10~15分で完成!「ヨシケイ」
宅配型ミールキットとして有名な「ヨシケイ」では、1食あたり2品構成の献立が300円でお試し利用できます。
お試し利用できる献立は公式サイトからチェックできますが、主婦も参考にしたくなるような健康的で美味しそうなメニューばかり!
お買い物に行くとついついお菓子や無駄なものまで購入してしまいますが、ミールキットなら必要な材料だけ配達してくれるので手間だけでなく食費の節約にもつながります。
家庭からの仕送りとして、ミールキットを契約してあげるのも大学生を支える親御さんの愛情表現のひとつです。
宅食サービスも上手に利用する
お子さんが一人暮らしで自炊はどうしても苦手…という場合は、宅食サービスを契約するという方法もおすすめです。
食べ盛りの男子やダイエット女子にもおすすめ!「筋肉食堂DELI」
学生や若い世代に人気のレストラン「筋肉食堂」のメニューが自宅で手軽に楽しめる「筋肉食堂DELI 」では高たんぱく・低脂質・低カロリーのお弁当を冷凍配送してもらえます。
電子レンジで温めるだけで食べられるので手間もかからず、お米だけ自分で炊いておけばいつでも健康的な食事ができます。
今なら初回限定で定期コースが20%オフで利用できるので、試してみてはいかがでしょうか。
お子さんが小さいうちから学資保険などを検討する
お子さんがまだ小学生以下のタイミングであれば、大学入学を見据えて今から教育費を捻出するための貯蓄やマネープランを考えておきましょう。
教育費用として積み立てする方法としては、「学資保険」に加入するのがおすすめです。
学資保険なら毎月確実に積み立てができるうえに、契約内容によっては保護者に万が一の事態が起きた時点で、払い込みが免除されることもあります。
まずは複数の学資保険を比較して保険のプロに相談できる「保険コネクト」から、くわしい内容をチェックしてみましょう。
大学生にかかる費用のまとめ
子どもを大学に通わせた場合、「4年間でざっと総額1,000万円かかる」という話は先輩ママさんからもよく聞くワードです。
しかし、令和2年度に文部科学省管轄の独立行政法人日本学生支援機構が学生を対象に調査した結果によると、1年間にかかる学費は国公立で60万円前後、私立大学なら130万円ほどでした。
全体平均 | 国立大学 | 公立大学 | 私立大学 | |
---|---|---|---|---|
学費の平均相場 | 1,148,700円 | 592,000円 | 605,000円 | 1,310,700円 |
生活費の平均相場 | 664,300円 | 839,800円 | 767,900円 | 617,900円 |
1年間の費用相場 | 1,813,000円 | 1,431,800円 | 1,372,900円 | 1,928,600円 |
ただし、大学に通うために一人暮らしや寮生活を送る場合は、学費のほかに生活費も必要です。
生活費も含めた大学生の1年間の費用は平均180万円なので、4年間で約800万円ほどという計算になります。
大学生の費用をできるだけ抑えるための工夫もいくつかあるので、ぜひ記事を参考にしながら近い将来に必要な金額や貯蓄を考えてみてください。
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